二人のキャリアパス

家 城 小 林
経営学部 経営学科
学生時代
理工学部 機械工学科
本社営業部配属
入社
本社技術部配属
2年目
名古屋営業部に異動
東京支店営業部へ異動
3年目
新規事業開拓の為、三重大学に研究員として派遣される
三重大学大学院工学研究科博士前期課程に社会人入学制度で入学
4年目
5年目
本社営業部営業管理係に再配属
三重大学大学院と会社業務を担う
6年目
三重大学大学院工学研究科博士前期課程を修了
本社購買管理部へ異動
7年目
本社製造部へ異動、副主任に就任
17年目
14年目
大阪支店(兵庫県西宮市)
営業部に異動
本社製造部 チームリーダーに就任 本社営業部 営業管理係に再配属
主任に就任
本社製造部 プレハブグループ生産管理チーム チームリーダーに就任
18年目
16年目
本社営業部 調達グループ
グループマネージャーに就任
18年目
17年目
本社製造部 プレハブグループ
グループマネージャーに就任
組織変更で
本社生産管理部 調達グループ
グループマネージャーに就任
組織変更で
本社生産管理部 生産管理グループ
グループマネージャーに就任
22年目
19年目
本社生産管理部 副部長に就任
24年目
21年目
本社製造部 副部長に就任
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MIEテクノに入社を決めたワケ

家 城 バブル崩壊後の就職氷河期初頭が新卒入社のタイミングでした。MIEテクノはメーカーなので「景気の変動があっても当社の技術が必要とされる分野での需要が継続する」と考えて入社を決めました。また、三重県の企業を希望していたことも後押しになりました。
小 林 新卒時は機械工学科を専攻していたので、大学に届くほとんどが製造業メーカーからの求人でした。MIEテクノを選んだのは、ステンレス加工に将来性を感じたことと、自宅通勤が可能だったためです。「祖父祖母とともに実家で暮らす家庭」をつくることが当時からの必須条件だったので(笑)。

印象深い仕事を教えてください

家 城 大手造船メーカー様の案件で、液化天然ガスを運ぶために作られる特別な船(LNG船)で使用する管フランジの商談から受注までを担当したことです。材料の調達から、LNG船の部品として使用するのに必要な資格取得まで、各部門と協力しながら、単独案件で過去最高売上を達成しました。インドのステンレス鋼メーカーとの新規取引先の開拓では、現地視察から納品までの全工程を担当し、品質とコストの両面で会社を支える取り引きになりました。
小 林 大手造船メーカー様の案件でフランジだけでなく、溶接加工を加えたプレハブ配管を手がけ、その製造管理を担当しました。かつてない巨大なパイプ加工を経験し、加工費のみで億単位の売上に。当初はクレーム発生で苦労もしましたが、課題を解決して初回受注分を納品完了し、追加受注が継続中です。追加オーダーは製品評価の証ですので、喜びもひとしおです。

人材を人財に。新人教育のポリシーは?

家 城 「答えを聞かず、まず自分でやってみること」の大切さを常に伝えています。自ら調べ考えて導き出した答えは自分の実力になると、私も新人時代に実感しました。必要な知識や技術についての助言はしますが「どうやって実践するのか」は自らの力でつかむものだと教えています。
小 林 ベテラン社員が新入社員をマンツーマンで指導する、いわゆるエルダー制度を取り入れています。ひとつひとつの業務について「何故、これをやるのか?」と言う理由や根拠がわかるように教えることで、新入社員の理解度が深まります。新人のセールスエンジニアと同行する際には、可能な限り会話の主導権を与えています。

未来にむけて、これからの取り組みについて

家 城 継手製品は世界中の製造業の設備投資と密接な関わりがある一方で、継手メーカーも世界中に存在します。当社は、高い技術力と蓄積してきたノウハウで高品質なMIEのブランド力を強化し、価格競争に巻き込まれないブランド価値を高めていくことが重要だと考えています。
小 林 継手製造では品質と納期についての要望が非常に大きく、MIEテクノの品質重視のポリシーを貫くためには、リードタイムの短縮が重要な課題です。社内工場を持つ優位性と海外での販売製造の実績をいかし、営業・製造・生産管理がタッグを組んで、全社一体でお客さまニーズにきめ細やかにお応えする体制つくりを進めています。

新しい仲間へ、メッセージ

家 城 たとえば医療センターやセントレア空港内で使われている配管、医薬品工場の製造現場のプレハブ配管など。私たちの製品は国内の様々な企業や施設で使用され、皆さんの日常でお役にたっています。取引先は世界各国、桑名市の拠点からはじまるグローバルな展開を、共に体験し成長させていきましょう。
小 林 国内製造で培った技術を海外のOEM先で指導するなど、世界のフィールドで活躍ができる企業です。水、電気、ガスなど生活に密着するインフラを当社の配管製品が支えているという自負もあります。国内で、世界で、私たちの事業が社会や生活を豊かにしています。その仲間として共に切磋琢磨しましょう。